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    (写真左から:1.ペネロペさんとニコラスさん。畑の前で。2016年にお二人で当店にもご来店くださいました。
    2.Home Vineyardの畑。レストランではこの畑を眺めながらゆったりとした時間が過ごせます。
    3.Damsteep Vienayrdの畑。急勾配!
    4.ブラックエステートのワイン

    ※販売中のワインを当ページにアップしました。各ワインの説明は一番下へどうぞ。

    最近生産者たちの来日が続いていました。まだまだ更新していきます。
    遅ればせながらの記事。

    5月26日、ノース・カンタベリーよりブラック・エステートのニコラス・ブラウンさんが私たちにプライベート・セミナーをしてくださるということで、こちらまで来て下さるとのご連絡。

    根津の老舗『はん亭』さんにお邪魔して、ランチをしつつ、ニコラスさんが造ったワインをいただきながら個人レクチャーを受けるという大変贅沢な機会!

    はん亭さんでニコラスさんによるブラックエステートのワインの個人レクチャーがスタート!
    (上)ニコラスさんによるブラックエステートのワインの個人レクチャーがスタート!


    Courtesy by Waipara Valley North Canterbury Winegrowers

    さて、基本的なノースカンタベリーの地質についてのおさらい。
    ここではぜひ上のマップをご覧ください。地元の生産者協会さんのサイトで他サイトへの埋め込みを許可していたマップです。

    うまく表示されていない方はこちらへどうぞ。
    http://www.waiparavalleynz.com/map/

    こちらがニコラスさんが実際に見せてくれたマップ。

    こちらの方がワイナリー名がより詳しいです(リンク先準備中)。

    真ん中の一本道を南から北上すると途中でこの地で恐らく最も有名なペガサスベイのワイナリー&レストランがありますが、そこをさらに進むと二股に分かれます。

    土壌の違いは一般的には、、、

    1.このペガサスベイがあるあたりは砂利

    2.二股の東側に分かれていった先は粘土に時々石灰が混ざっている土壌

    3.二股の西側に分かれていった先はふかふかパウダー状のかなりの高濃度の石灰と炭酸カルシウムを含む土壌(訪問すると土が緑がかった白色をしています。)

    です。

    3はベルヒルやピラミッドバレーがあります。

    で、ブラックエステートがあるのは2の場所で例えば日本人醸造家でお馴染みの小山さんのピノをつくるWilliamさんの畑はこのあたりですし、先日来店してくださったGreystone(及びMuddy Water)もこのあたり。ワインのイメージが少し湧きますか?

    このあたりの土壌は、母岩がブルゴーニュと同様の石灰粘土質。
     Black Estate Soil

    ※ちなみにご参考までに3のエリアのベルヒルの土壌はこんな感じ(↓)。訪問後靴の裏を見たら真っ白でした。
    Bell Hill Soil


    ニュージーランドではほかにほとんどないのですが、同じ石灰粘土質を持つオタゴのワイタキエリア(知られたワインではOstlerやWaitaki Braids、Valliのワイタキの畑のものなどがあります)の土壌は、インポーターさん曰くパウダーという感じではなくて、もっとどど〜んと石の塊のような感じらしいです。写真があったら良かったですね。

    ブラックエステートは比較的ワイパラの中に比較的見つけやすい通り沿いにあります(ナビを見ながらでもなかなか辿り着かない人が多いワイナリーも結構ありますので・・・)。ここには素敵なレストランも併設されていてテイスティングだけでなく、休憩目的の利用もできる雰囲気です。秋になるとノースワイパラ産のトリュフが食べられるかも!



    黒くてモダンなセラードア&レストランの前方にあるのがHOME VINEYARDと呼ばれている畑。

    この畑はラッセル・ブラック氏と日本人奥様のクミコさんからニコラスの奥さんのペネロペの家族が2007年から引き継いだもので、この畑は94年が植樹と樹齢も高いです。
    ただ、新しく2011年にニコラスとペネロペが植樹し拡大した区画もあり、そちらの方がブドウの木の密植の度合いが高く、2016年ヴィンテージから徐々にこの新しい区画のブドウを混ぜているそうです。この畑には当初にブラック夫妻が植えたピノ・ノワールとシャルドネの他、新しい区画にシュナン・ブラン、カベルネ・フランが植えられています。

    そして彼らはあと二つ畑を持っています。ちなみにホームを含めて彼らはすべての畑で有機栽培を採用。ビオディナミにも積極的です。ワイン造りにおいてもピノノワール、シャルドネ、リースリングにおいて酵母は添加せず酸化防止剤は極力ほんの少しだけ、清澄濾過もしません。

    さて、畑ですが、ホームの他に、二つ目はNetherwood Vineyard。

    この畑、2012年にある方から購入したそうです。その名はダニエル・シュスター。NZワインを長年お好きな方は聞いたことある方多いのではないでしょうか?

    現在はワイパラにはお住まいではありませんが、この方のワインは一時ニュージーランドのセラーなどでたまたま出会った海外のワインに熱心な旅人たち(マーケットがあったのかアメリカ人の人が多かったように思います)がダニエル・シュスターのワインとマウントフォードが好きだからワイパラを訪問しに来たと話していたことを何度も耳にしたような気がします。ワイパラの先駆者のひとりでした。この畑には先のオーナーであるラッセル・ブラック氏とダニエル・シュスター氏が80年代にブドウを植えました。

    ちなみにニコラスとペネロペ一家が現在住んでいるのもこの畑の中。とてもチョーキーな土壌。100%全房発酵を主とし、最初から無灌漑、ピノに関しては自根だそうです。


    三つ目の畑がDamsteep Vineyard。

    その名の通りとても急勾配の斜面の畑で1999年に植樹されたものだそうです。とても豊かな粘土質に石灰岩が含まれます。ワインの酒質がホームのものよりもシルキーになりやすいそうです。ここには5000本以上/haの密植でピノ・ノワールとリースリングが植えられています。

    ブラック・エステートのリースリングの裏面のラベルにはどのくらいの甘さかを示すチャートが記載されています。「ニュージーランドのリースリングでドライと表示されていると、それはKIWI DRY(ニュージーランド人は自分たちのことをKIWIと呼びます)だって言うように、国際的な基準からするとすごくSWEETだから((笑))。 」とはニコラスさん。例えば2013年や2015年はドライでしたが2014年は少しだけ甘いなど、収穫した果実のヴィンテージによる違いによるワインの違いもありますが、それぞれまた魅力的です。

    ブラックエステートは、ペネロペとニコラスが継承してから日がまだ浅いながら瞬く間にこの地のトップワイナリーへと進化しました。と言ってもまだ進化のポテンシャルが十分感じられる若いワイナリーと言えます。

    緩みの無いフォーカスされたワインたちはきっと多くのワイン好きの方にも満足いただけるのでは?
    すでに当店でもファンの方もいらっしゃると思いますが、これからもブラックエステートに是非注目!




    各ワインの説明(輸入元ラックコーポレーション様の文を引用・参照)


    【2014 Black Estate Riesling】

    ダムスティープ・ヴィンヤードで手摘みされたリースリングをステンレスタンクで醸造。酵母は畑からブドウに着いていた自生のもの。全房のまま圧搾し、デブルバージュはせず、低温で6カ月の長期間アルコール発酵が行われた。白い花、ピーチ、マンダリン、アプリコットなどさまざまなアロマが湧き上がる。口に含むと蜂蜜の風味とともに、この土地の特徴であるジンジャー。ピュアな酸味とミネラル感。ドライなフィニッシュ。

    ALC/11.5%、辛口、ステンレスタンク発酵、自生酵母、ノンフィルター、所有面積ダムスティープビンヤードの2ha、粘土と堆積した粘土の扇状地、ダブルギュイヨ、1999年に植樹、密植度4000本/ha、平均年間6000本生産、収穫量40.8hl/ha、手摘みによる収穫、有機農法、バイオダイナミック的な手法、BIO認証団体 Bio Gro 申請中



    【2014 Black Estate Chardonnay】

    ワイパラの斜面にある畑で栽培されたシャルドネを手摘み。全房のまま圧搾し、500Lと225Lのフレンチオーク樽で発酵。培養された選抜酵母ではなく、畑に自生していた酵母による自然発酵である。新樽率は18%。マロラクティック発酵は100%行い、12ヶ月間樽熟成。フルボディのシャルドネだが、石灰質土壌のおかげでピュアなミネラルがタイト感をもたらしている。ピーチや洋梨のアロマ。ほどよくナッティなニュアンス。アフターは長い。

    自生酵母、新樽18%、12ヶ月熟成、マロラクティック発酵、ノンフィルター、所有面積4ha、粘土と堆積粘土の扇状地、Mendoza Clone、ダブルギュイヨの仕立て、1994年に植樹、密植度1800本/ha、平均年間3000本生産、収穫量17.9hl/ha、手摘みによる収穫、有機農法、バイオダイナミック的な手法、Bio Gro 申請中



    【2014 Black Estate Pinot Noir】

    オミヒにあるブラック・エステート・ヴィンヤードのピノ・ノワールを手摘み。15%を全房で残し、自生酵母で発酵、10%の新樽を含むフレンチオークの小樽で12ヶ月熟成させた。深い色調。熟したプラムのアロマがトップノーズに感じられ、続いてスパイシーなニュアンス。口当たりは柔らかく、シルキー。豊かな果実味とともに、きれいな酸味とミネラル感が調和を保つ。奥行があり、重層的な味わい。果実の余韻は長く、魅力に富む。

    ALC.12.5%、自生酵母、新樽率10%、熟成期間12ヶ月、マロラクティック発酵、ノンフィルター、所有面積3.8ha、 粘土と堆積粘土の扇状地、ダブルギュイヨ、1994年に植樹、密植度1800本/ha、平均年間5100本生産、収穫量 23.6hl/ha、手摘みによる収穫、有機農法、バイオダイナミック的な手法、Bio Gro 申請中



    【2014 Black Estate Damsteep Pinot Noir】

    ダムスティープ・ヴィンヤードのピノ・ノワールを手摘みし、5%を全房で醸造。自生酵母による自然発酵のうえ、10%の新樽を含むフレンチオークの小樽で12ヶ月熟成させた。2011年までスパイ・オミヒ・ピノ・ノワールと名乗っていたワイン。プラムやダークチェリーの華やかな果実香。スパイシーなニュアンス。凝縮感に富む果実味とともに、石灰質土壌由来のミネラル感があり、シルキーな喉越し。エレガントなフィニッシュ。

    ALC.13%、自生酵母、新樽率10%、熟成12ヶ月、マロラクティック発酵、瓶詰め時のフィルターなし、所有面積2.5ha
    、石灰岩と石灰粘土他の土壌、仕立てはギュイヨ、1999年に植樹、4000本/haの密植、平均年間2700本生産、収穫量は26hl/ha、手摘みの収穫、有機農法、バイオダイナミック的な手法、Bio Gro 申請中



    【2014 Black Estate Netherwood Pinot Noir】

    ALC.12%、手摘みの収穫、有機農法、バイオダイナミック的な手法、Bio Gro 申請中