• 6,500円(税込7,020円)
    数量(本(750ml))

    (写真左から)1.スティーヴ・デイヴィス。ドクターズ・フラットの主たる土壌の前で。シストがごろごろ。このあたり独特の金に、鉄も混ざっている。鉄が混ざる土壌は独特。近隣の畑でも聞いたことがない。
    2.畑のすぐ奥に崖が。1800年代のゴールドラッシュ時に金鉱堀りたちが崖を切り崩して金を掘っていたそのままの姿が残っている。大きな音で手を叩いてみたら野ウサギたちが一斉に走っていくのが小さく見える。
    3.標高300mの高さの3haの畑。バノックバーン地区の中で標高が高いところにある。静か。


    冒頭から話は逸れますが、2008年6月下旬の私たちのニュージーランド滞在。冬の雪が舞い始めたノースカンタベリー。憧れのワイナリー、ベル・ヒルを訪問し、その後ご厚意に甘えて乗り込んだベル・ヒルのSherwynさんの運転する車の中で彼女から1枚のメモを渡されました。

    紙はワイナリーのオフィスなどでよく見るワイン・ジョブ・オンラインのメモパッドの1枚。紙には走り書きでDoctors Flat, Steve Daviesと携帯電話の番号。

    「彼は私達夫婦の長い友人。彼が自分のワインをつくり始めたの。会ってみない?」

    即答で是非行きたいと伝えると、彼女はそしてすぐさま彼に電話をかけてくれました。周りに白と薄緑色の石灰岩の岩に囲まれた道を通りながら、静かなひとときでしたが、このワインとの出会いは強烈な思い出で鮮明に覚えています。

    さて、2008年のワイナリー設立後、2009年より私たちも少しずつ輸入し始めたこのワイン。毎ヴィンテージ入れていましたが、毎回「これくらい分けてもらえる?」と伺っていたくらい少なかった。それでいつもお店で一年を通し、ご興味ありそうな方にほそぼそとボトルをご紹介し、すぐに在庫切れとなっていました。

    そんな中で2010年ヴィンテージがFive Nations Wine Challenge(世界の専門家の推薦でだけ集められた5大陸のワインのコンテスト)でピノ・ノワールの部で2位になったり、各国の著名な専門家が記事で触れはじめたことで少し注目も浴び始めましたが、当時の全生産量はなんと188ダース。その上、ただでさえ低収量で、CarrickやValliが彼が育てたブドウを使っていましたから、とてもじゃないけれど世界に賄いきれません。彼は徐々にニーズに応えるべく他の作り手に売っていた分のブドウを2012年には自分のワインのために使い始めることにしました。

    そういう訳で、生産量が増え、大変遅ればせながら、今回こちらでご紹介できる運びとなりました。当店におきましては、すでに何度かお飲みになってくださった方も多いとは思いますが、初めての方は是非お試しいただけると幸いです。



    General information


    ブドウ産地:
    ニュージーランド、セントラルオタゴ(※)地方のバノックバーン地区。
    ※セントラル・オタゴはニュージーランドで最も標高が高く最南端にあるワイン産地です。
    気候はほぼ大陸性気候で雨が少なく季節の寒暖の差が激しく、冷涼でピノ・ノワールの生育に適しています。
    Wine region:
    Bannockburn in Central Otago**, New Zealand
    **Central Otago is located highest above sea level and at the south end among all the major wine regions in New Zealand. The climate is almost the continental. The climate with very few rainfall and the gap of temperature and the environment help to make premium pinot noir.


    畑のロケーション:
    同じバノックバーン地区の多くの畑よりも高い標高300Mに位置しやや冷涼。
    ちなみに同じセントラルオタゴの他地域と比較すると、クロムウェルのダンストン湖は標高190M、ギブストンバレーの道沿いは標高400M以上となっています。
    Vineyard location:
    The vineyard stands at 300m, higher and a bit cooler than most Bannockburn vineyard sites. In comparison to other Bannockburn sub regions, Lake Dunston in Cromwell is about 190m and the Gibbston Valley back road is over 400m.


    畑の面積:
    3ヘクタールを5ブロックに分けオーガニックな栽培法で育てています。
    Vineyard size:
    3 ha vineyard is divided into 5 blocks. Organic viticulture applied.


    土壌:
    キャリック山脈から広がる台地の上に48万年前の氷河の移動によってもたらされた手つかずの古い土壌。金と鉄を深くに孕み、茶色い砂利などの土が堆積してできた。10メートル以上の深さまで非常に微細なシルトと砂の混合土壌が見られる。
    Soil type:
    Very old and undisturbed formation deposited by deep gold bearing brown gravels laid down by receding glaciers some 480,000 years ago, on the ground based by the materials off the Carrick mountain range. The very fine silt and sand remains in the mix and with a depth of over 10 meters.


    植樹時期:2002年の春
    Planting in: spring of 2002

    クローン:2種の台木に3種のDijon (114,115,777)クローンを接木。
    Clone:Dijon (114,115,777) clones combined with two rootstocks

    仕立て法:VSP(垣根造り)
    Trellis: VSP

    ファーストヴィンテージ:2008
    First released vintage: 2008

    About 2012 Vintage

    収獲日:2012年4月12日、13日
    Harvest date: 12 & 13 April, 2012

    瓶詰:2013年10月2日
    Bottled: 2 October 2013

    収獲量:30hl/ha以下
    Yield:less than 30 hl/ha

    T.A.: 5.57 g/L

    pH: 3.72

    Alcohol: 13.4%

    残糖:Nil (Born dry)
    Residual grape sugar :Nil (Born dry)

    Brix at harvest: 23.9 to 25.1 brix

    生産本数(2012):11160 本
    Production of Vintage 2012: 11160 bottles

    2012の醸造方法:
    手摘みで収穫。26%のブドウは全房でタンク(スモール・オープン・タンク)へ。イーストを足さずとも自然に発酵が始まります。ブドウの力を信じ抽出も非常に優しく自然に促されるようにじっくりと行い4週後にフレンチオークの樽に。春になりようやくマロラクティック反応が始まります。夏真っ盛りになるまでSO2も足されません。12か月間樽の中で過ごした後ブレンドが決められ選ばれたロットが澱引きされます。清澄はこれまでしていませんでしたがこのヴィンテージは5月に一度行われ、二度目の冬をタンク野中で過ごします。収獲から18カ月経て、何も足さず、そして、ろ過はせずに瓶詰めされました。
    Winemaking for the 2012 Pinot:
    26% of the fruit went directly to tank as whole bunches, fermentation occurred without added yeast, the extraction process was very gentle, relying on the grape composition and extended time in tank. After 4 weeks the wine was drained to French oak barreles, malolactic conversion is delayed until spring and SO2 not added until mid summer. After a full 12 months in barrel the blend is decided and selected lots are racked to tank. This year the wine had asingle filtration in May then left for a further 5 months and a second winter in tank. 18 months after harvest the wine was bottled without fining or other additions.



    職人気質なのかあまり表に出るのを好まない彼。丁度直前に訪問していた客に説明をしている姿をパチリ。彼のワインが詰まったバレルが奥に見える。両手で数えられそうな数しかない。様々な経験を今でも経ながら、よりフェノリックなワインを目指していきたいと。



    さて今回ご紹介の評判の2012年の評価も軒並み高いです。

    Cameron Douglas, Master Sommelier ★★★★★

    Jamie Goode 95 ポイント ★★★★★
    (このヴィンテージ、フェルトンロードのブロック3より高得点!)
    ”・・・バノックバーン地区より届いた、とてもフレッシュで、鮮やかで愛らしくピュアで
    エレガントなワイン。しなやかできめ細かく非常にエレガント。・・・”

    Bob Campbell, MW 95 ポイント ★★★★★
    ”・・・上等なベリーの強靭ながら上品なフレーヴァー、スミレやスパイス香のバランスの良さ。
    親しみやすい柔らかな果実味のあるワインながら長期保存に十分耐えうるタンニンの
    バックボーンをもったワイン。・・・”                 





    ※ 当店は日本におけるドクターズフラットヴィンヤードのワインの正規輸入元代理店となります。当店(輸入時名K.S.T. International株式会社)が輸入したワインは全て温度管理されたリーファーコンテナによって届けられていますのでご安心下さい。)

    また、販売店様、飲食店様への業務卸も喜んで承っております。まずはぜひお気軽にご相談ください。お問合せ欄または電話・ファックス共に03-6321-8269までどうぞ(業務卸のお問い合わせはお電話の場合、月曜以外の15時〜18時がつながりやすくなります。)